1991年、吉野石膏株式会社(本社、東京・丸の内)より、同社が収集してきた印象派を中心とするフランス近代絵画が寄託された。その後も追加寄託が続き、ジャン=フランソワ・ミレー(1814-1875) 、カミーユ・ピサロ(1830-1903) 、エドゥワール・マネ(1832-1883)、エドガー・ドガ(1834-1917) 、アルフレッド・シスレー(1839-1899) 、ポール・セザンヌ(1839-1906)、クロード・モネ(1840-1926)、ピエール=オーギュスト・ルノワール(1841-1919) 、アンリ・マティス(1869-1954)、モーリス・ド・ヴラマンク(1876-1958)、ピカソ、ジョルジュ・ブラック(1882-1963)、エコール・ド・パリのシャガール、ヴァシリー・カンディンスキー(1866-1944)など、バルビゾン派、印象派、キュビスム、抽象絵画、エコール・ド・パリの作家による国内有数の良質な作品群として認知されている。吉野石膏株式会社は2008年に吉野石膏美術振興財団を設立(2011年公益財団法人に移行)。現在は吉野石膏株式会社および吉野石膏美術振興財団が所有するフランス近代絵画およそ百数十点の寄託を受け一部を常設展示として公開している。
※吉野石膏コレクションは2019年4月から下記の展覧会に巡回します。
展覧会名:印象派からその先へ −世界に誇る吉野石膏コレクション−
2019年4月9日(火)−5月26日(日) 名古屋市美術館(クリックで特設ページへ移動)
2019年6月1日(土)−7月21日(日) 兵庫県立美術館(クリックで情報ページへ移動)
2019年10月30日(水)−2020年1月20日(日) 三菱一号館美術館(クリックで情報ページへ移動)
印象派を中心としたフランス近代絵画の名作を、名古屋・神戸・東京でご覧いただけるまたとない機会となっております。ぜひ会場に足をお運びください。
山形美術館での展示公開は、2019年8月初旬から10月初旬、2020年2月以降となります。