企画展
このたび「新収蔵品展」を開催いたします。2010年12月から翌年1月にかけて開催した「新収蔵品展」以後当館のコレクションに加わった作品から36点選んで紹介するものです。
吉野石膏コレクションでは初めて藤田嗣治(1886−1968)の作品が加わりました。また2007年に葛飾北斎(1760−1849)の「冨嶽三十六景」と「富岳百景」を展示した「北斎 富士を描く」を開催しましたが、その際ご協力いただいた「冨嶽三十六景」のコレクターにより「神奈川沖浪裏」「尾州不二見原」「相州七里濱」「甲州三嶌越」の4作品が追加購入されて当館に寄託されました。それまで同氏から寄託を受けていた同題作品に比べ摺りや保存状態が優れており、コレクション全体の質が向上しました。2011年春に開催した「猫まみれ展」で図録の原稿を執筆いただいた株式会社資生堂名誉会長・福原義春様からは慶應義塾幼稚舎時代の恩師である椿貞雄(米沢市出身1896−1957)の作品をご寄贈賜りました(福原コレクション)。その他にも菅原白龍(現・長井市出身1833−1898)や石川確治(東村山郡出身1881−1956)、平田松堂(現・東京都出身1882−1971)や熊谷幸太郎(山形市出身1911−2010)、清野克己(現・上山市出身1916−1995)、福王寺法林(米沢市出身1920−2012)、島村達彦(山形市出身1922−2004)、鈴木実(現・高畠町出身1930−2002)、長岡宏(現・ソウル出身1935−)、武田広男(現・中山町出身1937−)、半田敬史郎(山形市出身1951−2000)ら郷土作家の作品がご本人やご家族、コレクター様の篤志によって当館に寄贈・寄託されました。改めて御礼申し上げるとともに、今後とも山形美術館の活動にご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
開館50周年を迎える山形美術館の新たなラインナップをご覧下さい。
(※文中一部敬称略)
出品リスト
会期 | 2014/05/14(水)-2014/05/25(日) |
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開館時間 | 午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 2014/05/19(月) |
入場料 | *5/14(水)−20(火) 一般 500円、高大生 300円、小中生 100円(常設展と共通料金) *5/21(水)−25(日) 一般・大学生 800円、中高生 300円、小学生以下 無料(日展山形会展・常設展と共通料金) ※土曜日は中学生以下無料。山形美術館会員証でもご覧いただけます。 |
主催 | 山形美術館、山形新聞・山形放送 |
後援 | 山形市 |